2026.10.08
「人としては、すごくいい人なんです」
「優しいし、結婚したら大切にしてくれそう」
「この人となら、幸せになれるかもしれない」
そこまで思っているのに、異性として好きになれない。
近くに座ると落ち着かない。
手をつなぐことを想像すると、気が進まない。
お相手から好意を向けられるほど、引いてしまう。
婚活では、こうした気持ちに悩む方がいます。
条件に大きな不満はない。人柄もいい。
だからこそ、「好きになれない自分がわがままなのかな」と、自分を責めてしまうのです。
でも、人として尊敬できることと、結婚相手として親密になりたいと思えることは、別の感覚です。
「いい人なのに」という理由だけで、自分の気持ちを押し込める必要はありません。
◍「まだ好きではない」と「生理的に受け入れられない」は違う
最初に整理したいのは、今の気持ちがどちらに近いのか、ということです。
お見合いで出会ったばかりなら、まだ恋愛感情がなくても不思議ではありません。
「ドキドキはしないけれど、一緒にいて嫌ではない」
「会話は楽しいし、もう少し知ってみたい」
「好みの外見ではないけれど、会うたびに親しみが増している」
こうした感覚なら、何度か会う中で気持ちが育つ余地はあります。
一方で、
「近づかれると、距離を取りたくなる」
「触れられることを想像すると、強い抵抗がある」
「会う約束が入るたびに、憂うつになる」
こうした感覚が続いているなら、「そのうち好きになるはず」と無理を重ねないことです。
恋愛感情がまだないことと、親密になることへの抵抗は、分けて考えましょう。
◍「生理的に無理」の中身を、少し具体的にしてみる
「生理的に好きになれない」という言葉だけでは、自分でも何に引っかかっているのか分からないことがあります。
気になるのは、外見でしょうか。
におい、食べ方、清潔感でしょうか。
それとも、距離の近さや、話し方、急に恋人のように振る舞われることでしょうか。
例えば、出会って間もないのに距離を詰められて戸惑っているなら、交際のペースをゆっくりにすることで、気持ちを確かめやすくなるかもしれません。
反対に、お相手が何か失礼なことをしたわけではなくても、どうしても親密になりたいと思えないこともあります。
その場合、無理に相手の欠点を探す必要はありません。
相手が悪い人でなくても、結婚相手として合わないことはあります。
お断りするために、相手を悪者にしなくていいのです。
◍迷ったら「好きになれるか」より「気持ちがどう動いているか」
婚活で迷っているときは、「この人を好きにならなくちゃ」と考えるほど、会うことが義務になってしまいます。
見るべきなのは、気持ちの変化です。
初めて会ったときより、緊張がほどけているか。
一緒に過ごす時間が、少しでも楽しくなっているか。
自分から聞きたいことや、話したいことが増えているか。
次に会うことを、自分も望んでいるか。
ドキドキしなくても、「また会いたい」「一緒にいると安心する」という気持ちは、関係を育てる大切な土台です。
ただし、会うたびに抵抗が強くなるなら、その変化も見過ごさないでください。
確認のために、無理に手をつないだり、スキンシップを試したりする必要はありません。
自分が心地よくいられる距離で判断していいのです。
◍「こんないい人、もう出会えないかも」で決めない
婚活が長くなると、焦りからこんな考えが浮かぶことがあります。
「ここで断ったら、次はないかもしれない」
「年齢を考えたら、贅沢は言えない」
「これだけ優しい人なら、好きになれなくても結婚した方がいいのかな」
でも、結婚は条件のよい人を確保することではありません。
これから生活を共にし、うれしい日も疲れた日も、近い距離で過ごしていく相手を選ぶことです。
「大切にしてくれそう」という期待に加えて、自分もこの人を大切にしたいか。この人と暮らしていきたいか。
そこまで考えてみてください。
相手から選ばれている安心感と、自分が相手を選びたい気持ちは、どちらも必要です。
◍感謝と、交際を続ける義務は別です
優しくしてもらうと、お断りすることに罪悪感を持つ方もいます。
でも、「よくしてくれたから」という理由だけで交際を続けると、お相手の期待も大きくなってしまいます。
感謝は、感謝として伝えればいい。
結婚の気持ちが持てないなら、その判断も誠実に伝えることです。
結婚相談所での仮交際なら、一人で抱え込まず、担当の仲人に相談してください。
「生理的に無理」という言葉をそのままお相手に伝える必要はありません。
気持ちを整理し、お相手への配慮も含めて、次の行動を考えていきましょう。
◍結婚相手に必要なのは「いい人だから」で押し切れる関係ではない
結婚相手に、出会った瞬間から強い恋愛感情を持つ必要はありません。
穏やかに気持ちが育つ出会いもあります。
ただ、「まだ好きではない」と「どうしても受け入れられない」を一緒にして、我慢を続ける必要もありません。
「いい人なのに好きになれない」と悩んだら、その人の長所だけでなく、一緒にいるときの自分の気持ちにも目を向けてください。
無理なく話せる。
近くにいても落ち着ける。
また会いたいと思える。
自分も相手を大切にしたいと思える。
そうした感覚を、婚活では大切にしてほしいのです。
新宿の結婚相談所・寿concierge(ことこん)では、お見合いや仮交際で感じた迷いも、一緒に整理していきます。
条件だけでは決められない結婚だからこそ、自分の気持ちにも納得できる選択をしていきましょう。
