2026.10.10
「結婚するなら、年収の高い男性がいい」
「自分が稼いでいるのだから、女性には家庭を支えてほしい」
その希望を持つこと自体は自由です。
ただ、相手に求めるものはたくさんあるのに、自分が何を差し出せるかは考えていない。
そのままの婚活では、今の時代に合うご縁を見落としてしまうかもしれません。
令和の婚活を考えるうえで、注目したいのが「パワーカップル」と「世帯年収」です。
結婚後の豊かさを、相手一人の収入だけで判断する。
そんな見方を、少し変えてみませんか。
◆世帯年収1,000万円は、一人で稼がなくても届く
IBJ結婚みらい研究所が公表した2025年の成婚データでは、成婚カップルの81.8%が世帯年収1,000万円以上。
世帯年収1,000万〜1,599万円の層は、2017年の57.7%から2025年には63.5%へ広がっています。
※IBJの結婚相談所ネットワークにおけるデータであり、日本の夫婦全体を示す数字ではありません。
ここから婚活のヒントとして考えたいのは、「高年収の相手を探す」以外にも、豊かな暮らしを築く道があるということです。
例えば、年収600万円の男性と、年収400万円の女性。
二人の収入を合わせれば、世帯年収は1,000万円です。
「年収1,000万円以上の男性」という条件だけで探していたら、年収600万円の男性は検索の段階で外れてしまいます。
でも、その男性が仕事に誠実で、家事も担い、あなたの働き方を尊重してくれる人だったらどうでしょう。
プロフィールの条件では落としてしまった相手が、暮らしの相性では理想に近い。
婚活では、こうした見落としが起こり得るのです。
◍「私を幸せにしてくれる人」だけを探していませんか
経済力のある相手と結婚したい。
安心して暮らしたい。
その気持ちは、よく分かります。
ただ、「相手がどれだけ与えてくれるか」ばかりを見ていると、結婚相手を選ぶ目が一方通行になります。
自分の仕事を理解してほしい。
生活水準は落としたくない。
家事もしてほしい。
気持ちにも寄り添ってほしい。
では、あなたは相手の人生をどう支えたいでしょうか。
婚活で選ばれるためには、希望条件を並べるだけでなく、「この人となら支え合えそう」と思ってもらうことも必要です。
支える力は、収入だけではありません。
生活を整える力。
相手の話を聞く姿勢。
困ったときに一緒に考えられること。
自分の機嫌やお金を、自分で管理できること。
「私を幸せにしてくれる人」を探す気持ちに、
「この人と、どんな幸せをつくれるだろう」を加えてみてください。
相手を見る目が変わります。
◍男性も「稼いでいるから」で止まらない
これは、女性だけの話ではありません。
共働きを希望するなら、男性も結婚後の生活を具体的に考える必要があります。
女性には働いてほしい。
でも、家事は女性に任せたい。
自分の転勤にはついてきてほしい。
女性の仕事の都合は、できれば調整してほしい。
これでは、女性の収入は必要でも、女性のキャリアは大切にしていないことになります。
「働いてほしい」と「仕事を尊重する」は、同じではありません。
お互いに仕事を続けるなら、忙しい日の食事や掃除をどうするのか。
転勤があったら、どちらの仕事をどう考えるのか。
子どもを望むなら、育児をどう担うのか。
年収を伝えるだけでは、こうした安心感は伝わりません。
共働きの結婚生活では、家事を「手伝う」感覚から、自分も暮らしを担う感覚へ。
その姿勢も、結婚相手としての魅力です。
◍自立した女性は、自分を小さく見せなくていい
仕事を頑張ってきた女性のなかには、婚活でこんな不安を持つ方もいるでしょう。
「自分より年収が低い男性は、嫌がるのでは?」
「しっかりしすぎていると、可愛げがないと思われるかも」
でも、相手に合わせるために、積み重ねてきたものを小さく見せる必要はありません。
大切なのは、収入や肩書で相手の価値を決めないこと。
そして、自立しているからこそ、お互いを尊重できる関係を探すことです。
40代・50代の婚活では、仕事も生活も、すでに自分の形ができている方が多いもの。
だからこそ、「どちらが上か」よりも、「二人でいると生活がどう良くなるか」を考えてみてください。
一人でも暮らしていける。
そのうえで、この人と一緒にいたい。
そんな結婚にも、大きな豊かさがあります。
◍年収の合計より、話し合えるかどうか
もちろん、二人の年収を足せば、すべてが解決するわけではありません。
世帯年収が高くても、支出が多ければお金は残りません。
収入に余裕があっても、家事の負担が一人に偏れば、不満はたまります。
婚活で確認したいのは、年収の数字に加えて、暮らしの価値観です。
お金を何に使いたいのか。
どのくらい貯蓄したいのか。
結婚後も仕事を続けたいのか。
忙しいとき、どう助け合いたいのか。
そして、意見が違ったときに話し合えるのか。
本当に頼れる相手は、条件が良い人だけではありません。条件が変わったときにも、一緒に考えてくれる人です。
出産、病気、転職、親の介護。
結婚生活では、働き方や収入が変わることもあります。
そのときに支え合える関係こそ、婚活のうちから育てておきたいものです。
◍令和の婚活は、「二人でどう生きるか」まで考える
パワーカップルという言葉を聞いて、「自分には関係ない」と感じる方もいるかもしれません。
けれど、婚活のヒントになるのは、高収入という部分だけではありません。
相手の条件だけで将来を決めず、二人の力を合わせて暮らしを考えること。
その視点は、年齢や年収にかかわらず大切です。
新宿の結婚相談所・寿concierge(ことこん)では、プロフィールの条件に加えて、結婚後の暮らしや価値観にも目を向けた婚活を大切にしています。
「いくら稼ぐ人か」の先に、
「どんな暮らしを一緒につくれる人か」があります。
相手に求める条件は、その人の年収。
二人で叶えられる幸せは、その数字だけでは測れません。
出典:IBJ結婚みらい研究所「2025年 IBJ成婚白書」関連分析
