2026.11.04
婚活で「どんな方と結婚したいですか?」とお聞きすると、「とにかく優しい人がいいです」とおっしゃる方は多いです。
毎日を一緒に過ごす相手ですから、優しさを大切にしたい気持ちはよくわかります。
そこで少し考えてみてほしいのが、あなたは相手のどんな言動を「優しい」と感じているかです。
◆「いつも合わせてくれる」と、相性がいいように感じる
デートで行きたいお店を提案すると「いいね」と言ってくれる。
会う日もこちらの都合に合わせてくれる。
自分の考えを話しても、否定せずに聞いてくれる。
一緒にいて気が楽ですし、「この人とは気が合うかも」と思いますよね。
でも、毎回「君の好きなほうでいいよ」と言われていたら、相手が何を好きで、何を負担に感じるのかを知る機会はなかなかありません。
自分の希望がすんなり通る心地よさを、二人の相性のよさだと感じてしまうことがあるのです。
結婚を考え始めると、住む場所やお金の使い方、仕事が忙しい時期の家事分担など、二人で決めることが増えます。
そこで初めて「実はずっと気になっていた」と言われて、「そんなふうに思っていたの?」と驚くこともあります。
早いうちにお互いの気持ちがわかっていれば、二人で考えられたこともあったはずです。
◆優しい人は、必要なときに自分の気持ちを伝えられる
たとえば、あなたが「結婚しても今の職場に通いやすい場所に住みたい」と話したとします。
相手が「僕も通勤時間は短くしたいから、そこは少し気になるな。今の職場の近くに住みたいのは、何か理由がある?」と聞いてくれたらどうでしょう。
希望は少し違います。
でも、自分の考えを伝えたうえで、あなたが何を大事にしているかも聞いてくれています。
あなたも「帰りが遅い日が多いから、駅から近いところがいいの」と話せば、二人が納得できる場所を一緒に探せます。
「僕はこう思う」と言うことと、あなたの考えを否定することは別です。
意見が違ったときにも、あなたの話を最後まで聞いてくれる。
自分が困っていることも、あなたを責めずに伝えてくれる。
そんなやり取りに、その人の優しさが表れます。
◆相性は、意見が違ったときにも見えてくる
婚活中は、話が弾んだ日や、すんなり予定が決まった日が印象に残りやすいものです。
私は、それと同じくらい、二人の希望が少しずれたときの会話を大事にしてほしいと思っています。
相手が「僕はこうしたい」と言ったとき、あなたも「私はこう思う」と自然に言えるでしょうか。
あなたがそう伝えたとき、相手は理由まで聞いてくれるでしょうか。
お店選びや次に会う日の相談にも、その答えは少しずつ表れます。
お互いに気を遣いすぎず、自分の希望を言えて、相手の話にも耳を傾けられる。
そんな人となら、結婚してからも、そのときどきの事情に合わせて二人で決めていけると思います。
