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ことこんの『恋愛強者になるための方法教えます』

2026.11.06

シニア婚活 その心理と難しさ

 

近年、50代、60代、70代になってから婚活を始める方が増えています。

子育てが一段落した方、離婚や死別を経験された方、仕事をリタイアして第二の人生を考え始めた方など、その背景はさまざまです。

「これからの人生を一緒に楽しめるパートナーが欲しい」

そう考えるのは、とても自然なことです。

しかし、シニア世代の婚活には、若い世代とは違った難しさがあります。

それは単に年齢による出会いの少なさだけではありません。

長い人生経験によって築かれた価値観や生活習慣、そして年齢を重ねたからこその心理が、婚活を難しくしていることもあるのです。

① 一人の生活が確立されている

長年一人で生活していると、自分なりの生活リズムや習慣が出来上がります。

食事の時間、休日の過ごし方、お金の使い方、家事のやり方。

誰かに合わせる必要のない生活は、想像以上に快適なものです。

一方で、結婚やパートナーとの生活には、多少なりとも相手に合わせることが求められます。

「一人は寂しい。でも自分の生活は変えたくない」

この矛盾した気持ちを抱えている方は少なくありません。

パートナーは欲しいけれど、自由は失いたくない。

これがシニア婚活の難しさの一つです。

とくに独身生活が長ければ長いほどシニアからの婚活は難しくなります。

② 年齢を重ねても希望条件は変わらない

シニア婚活では、男女ともにお相手への希望条件が現実と合っていないケースも見受けられます。

例えば、60代の男性が40代の女性を希望する一方で、同年代の女性は対象外としてしまう。

また、女性の場合も、経済力や健康状態、容姿、生活スタイルなど、多くの条件を求めることがあります。

もちろん、希望を持つこと自体は悪いことではありません。

ただし、婚活は自分が相手を選ぶだけではなく、相手からも選ばれるものです。

自分の希望ばかりを優先していると、せっかくの出会いの機会を逃してしまいます。

年齢を重ねたからこそ、条件よりも一緒にいて心地よいかどうかを大切にしてほしいと思います。

③ 過去の経験が新しい出会いの妨げになる

シニア世代には、それぞれ積み重ねてきた人生があります。

幸せな結婚生活を送ってきた方もいれば、離婚によってつらい思いをされた方もいるでしょう。

その経験は人生の財産ですが、ときには新しい出会いの妨げになることもあります。

「前の夫はこうだった」
「以前の妻はこんなことをしてくれた」
「もう二度と同じ失敗はしたくない」

過去の経験から相手を判断しすぎると、目の前にいる人の良さが見えなくなってしまいます。

新しいパートナーは、過去の配偶者とは別の人間です。

過去と比較するのではなく、その人自身を知ろうとする姿勢が大切です。

④ 経済面や家族の問題が複雑になる

若い世代の結婚では、これから二人で家庭を築いていくことが中心になります。

しかし、シニア世代ではすでに財産や家族関係が形成されています。

持ち家や預貯金、年金、相続、成人した子どもとの関係など、考えなければならないことも少なくありません。

お互いに結婚したい気持ちがあっても、子どもの反対や財産の問題から話が進まないこともあります。

また、必ずしも法律上の結婚を望んでいるとは限りません。

入籍を希望する方もいれば、事実婚や別居婚、週末だけ一緒に過ごす関係を望む方もいます。

大切なのは、お互いがどのような関係を望んでいるのか、早い段階で確認することです。

⑤ 寂しさを埋めたい気持ちと、相手を思いやる気持ちは別

シニア婚活を始める理由として多いのが、将来への不安や孤独感です。

「老後を一人で過ごしたくない」
「病気になったときに支えてくれる人が欲しい」
「誰かと食事や旅行を楽しみたい」

どれも理解できる気持ちです。

しかし、自分の寂しさや不安を解消することばかり考えてしまうと、相手に求めるものが多くなってしまいます。

結婚相手は、自分の老後を支えるためだけの存在ではありません。

相手にも人生があり、希望があり、不安があります。

自分が何をしてもらえるかだけではなく、自分は相手に何をしてあげられるのか。

この視点を持てるかどうかが、良い関係を築くうえで大きな違いになります。

◆シニア婚活で本当に大切なこと

年齢を重ねると、人は簡単には変われなくなります。

それまでの人生で培ってきた価値観や考え方を変えることは、決して容易ではありません。

しかし、婚活に必要なのは、自分を無理に変えることではありません。

自分とは違う価値観を持つ相手を受け入れる柔軟さです。

若い頃のような情熱的な恋愛だけが、幸せなパートナーシップではありません。

穏やかに食事を楽しんだり、同じ景色を見て笑ったり、困ったときには支え合ったり。

そんな日常の積み重ねが、人生の後半を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

シニア婚活で大切なのは、理想の条件をすべて満たす人を探すことではなく、これからの人生を心地よく共有できる人を見つけること。

「自分に合わせてくれる人」ではなく、「お互いに歩み寄れる人」を探すこと。

それが、シニア婚活を成功させる大切なポイントだと思います。