2026.10.15
「結婚はしたいし、いつか子どもも欲しい。でも、今は仕事を優先したい」
そう考えている女性は、少なくないと思います。
仕事を続けたい気持ちも、今の生活を大切にしたい気持ちも、自然なことです。
ただ、そこで一度考えていただきたいのが、
「いつか欲しい」の“いつか”を、具体的に考えていますか?
ということです。
◍不妊治療の現場で働く培養士さんの話を聞いて
私が通っているジムには、ある有名な不妊治療クリニックで働く培養士さんが数人いらっしゃいます。
培養士さんとは、不妊治療の現場で、卵子や精子を扱い、受精の確認や受精卵の培養、凍結・融解などを担う専門職の方です。命の始まりを、医療の現場で支えていらっしゃいます。
私のトレーナーはアラフォー世代。
結婚したい気持ちも、子どもが欲しい気持ちもあります。
そのトレーナーと培養士さんの間で、卵子凍結について話題になったことがありました。
そこで、卵子凍結に過度な期待を寄せることへの、厳しい意見が出たそうです。
現場で働く方の言葉だからこそ、考えさせられました。
ただし、個人の発言を、そのまますべての人に当てはまる医療情報として受け取ることはできません。
大切なのは、卵子凍結でできることと、保証されないことを、正しく知ることです。
◍卵子凍結は「いつでも産める」という約束ではありません
卵子凍結は、将来の妊娠に向けた可能性を残すための選択肢です。
けれど、卵子を凍結しておけば、希望したときに必ず子どもを授かれるわけではありません。
凍結した卵子を融解し、受精させ、受精卵が育ち、子宮に着床し、妊娠を継続して出産に至る。
その過程には、いくつもの段階があります。
「凍結できたこと」と「将来、出産できること」は同じではないのです。
また、将来の見通しは、卵子を採取したときの年齢や、保存できた卵子の数などによっても変わります。
検討する際は、医療機関で自分の年齢や状況に応じた説明を受けることが大切です。
「卵子凍結をしたから、結婚も妊娠も、当分考えなくて大丈夫」
そこまで安心してしまうのは、少し楽観的かもしれません。
◍仕事の予定は立てるのに、家族の予定は「いつか」のまま?
「今は仕事が忙しい」
「もう少しキャリアを積んでから」
「落ち着いたら婚活しよう」
その気持ちはよく分かります。
けれど、仕事が完全に落ち着き、生活に余裕ができ、不安もなくなる。
そんなタイミングを待っていたら、何年も過ぎてしまうことがあります。
さらに、婚活を始めた日に、結婚相手が見つかるわけではありません。
出会い、お互いを知り、信頼関係を築き、結婚後の暮らしを話し合う。
そのための時間も必要です。
子どもを迎えたい時期から逆算すると、パートナー探しを始める時期も見えてきます。
仕事を辞めるか、子どもを諦めるか。最初から、その二択で考える必要はありません。
仕事を続けながら家庭を築くために、どんな相手と、どんな協力関係をつくりたいのか。
そこを考えることも、婚活の大切な一歩です。
◍出産の先には、子育ての毎日があります
子どもを持つということは、出産の後に続く暮らしも引き受けることです。
夜中のお世話、毎日の食事、保育園への送迎、急な発熱。
仕事と子育てをどう両立するか、夫婦でどう分担するかも考える必要があります。
子育てには体力も、時間も、周囲の支えも必要です。
もちろん、体力や健康状態には個人差があります。
年齢だけで、親としての力が決まるわけではありません。
それでも、自分の希望と、年齢による身体の変化を切り離して考えないことは大切です。
「何歳までに結婚したいか」だけでなく、
「どんな環境で子どもを迎え、育てたいか」。
そこまで考えると、今できる準備が具体的になります。
◍将来子どもが欲しいなら、婚活も今の人生計画に
結婚することも、子どもを持つことも、誰かに決められるものではありません。
卵子凍結を選ぶことにも、それぞれの事情や意味があります。
だからこそ、イメージだけで安心したり、不安だけで判断したりせず、自分に必要な情報を集めてほしいと思います。
そのうえで、結婚して子どもを持ちたいという希望があるなら、婚活をずっと先の予定にしないでください。
「いつか結婚したい」を、「そのために今、何をするか」に変えていきましょう。
新宿の結婚相談所・寿concierge(ことこん)では、仕事も、自分の生活も大切にしながら結婚を考える方の婚活をサポートしています。
どんな結婚生活を送りたいのか。
子どもについて、どんな希望があるのか。
仕事や家事、育児を、パートナーとどう支え合いたいのか。
条件だけでは見えてこない、結婚後の暮らしまで一緒に考えていきます。
将来の家族を望むなら、まずは今の自分の希望を、具体的な言葉にするところから始めませんか。
※卵子凍結や妊娠・出産に関する見通しには個人差があります。医療上の判断は、生殖医療の専門医にご相談ください。
