2026.07.08
40代・50代の男性会員様とお話ししていると、とても多いケースがあります。
「80代の母親と二人暮らしです。」
お父様を先に亡くされ、お母様と生活を共にしている。
これは決して珍しいことではありません。
また、
ご兄弟に障害がある
ご自身に持病がある
家族を支えてきた事情がある
このような背景を持つ方も、結婚相談所には少なくありません。
そして、このような事情がある男性ほど、とても誠実です。
だからこそ、婚活で一つの落とし穴にはまってしまうことがあります。
◍「最初から全部話したい」は誠実だけど…
男性によくある考え方があります。
「嘘はつきたくない。」
「最初に全部話して、それでも受け入れてくれる女性とだけ付き合いたい。」
この考え方自体はとても素敵です。
しかし、婚活では必ずしも良い結果につながるとは限りません。
◍女性はまだあなたを知らない
例えばプロフィールや初対面のお見合いで、
「母と二人暮らしです。」
「将来的に介護があるかもしれません。」
「兄弟に障害があります。」
と伝えられたらどうでしょう。
女性の頭にはどうしても、
「介護を任されるのかな…」
「私に負担が来るのでは?」
「結婚したら大変そう…」
という不安が先に浮かびます。
まだ相手の性格も人柄も知らない段階では、不安の方が大きくなってしまうのです。
その結果、お見合いが成立しにくくなったり、交際に進みにくくなったりするケースは少なくありません。
◍大切なのは「隠すこと」ではなく「話す順番」
ここで勘違いしてほしくないのは、
隠しましょう
という話ではありません。
大切なのは、
話すタイミングです。
恋愛でも仕事でもそうですが、人は信頼している相手の話と、初対面の人の話では受け取り方が全く違います。
何度か会い、
この人は優しい人だな
一緒にいて居心地がいい
誠実な人だな
そう感じ始めた頃であれば、
「実は母と二人暮らしなんです。」
という話も、
「そういう事情だったんですね。」
と受け止めてもらいやすくなります。
◍状況は変わる。だから早すぎる告白はリスクになる
もう一つ知っておいてほしいことがあります。
家族の状況は、一刻一刻変わります。
介護が必要になると思っていた親が元気に過ごすこともあります。
逆に、急に施設へ入居するケースもあります。
兄弟がサポートすることになるかもしれません。
行政サービスを利用する可能性もあります。
つまり、
未来は誰にも分からないのです。
まだ起きてもいない未来を、最初からすべてマイナス情報として伝えてしまうのは、自分でご縁を遠ざけてしまうことにもなりかねません。
◍婚活では「人柄」を知ってもらう順番を大切に
婚活では、条件だけで判断されがちです。
だからこそ、
まずは
「この人とまた会いたい」
と思ってもらうことが重要です。
その上で、お互いに将来を考える段階になったら、家族のことや今後の見通しについて丁寧に話し合えばいいのです。
信頼関係ができてから伝えることは、決して不誠実ではありません。
むしろ、相手が冷静に話を聞けるタイミングを選ぶことも、大人の誠実さではないでしょうか。
◍まとめ◍
婚活では、誠実さはもちろん大切です。
しかし、
誠実さ=最初にすべて話すこと
ではありません。
大切なのは、
「相手が受け止められるタイミングで、正直に伝えること」。
結婚は条件だけで決まるものではありません。
人柄や信頼関係があってこそ、さまざまな事情も二人で乗り越えていけるものです。
だからこそ、自分の魅力を知ってもらう前に、必要以上に未来への不安だけを伝えてしまうのは、とてももったいないことなのです。
